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心臓

心臓は重さ300gの小さな器官で、1日10万回の拍動を続けます。(平均60~80回/分)

体内を循環した血液は上下大静脈を通り右心房に流入、三尖弁を通って右心室に入り、肺動脈弁を通って肺動脈に入ります。そこで血液中の二酸化炭素と酸素を交換し(動脈血化)、肺静脈を通って左心房に入ります。僧帽弁を通り、左心室に流入、大動脈弁を経て動脈血として全身を巡ります。そのため、心臓へ還る静脈系の働き(吸引)、心臓から送り出される動脈系の働き(加圧)が必要となります。

 

心臓の活動には収縮期と弛緩期があり、収縮期は心房→心室の順に収縮して血液を送り出し、弛緩期に戻ってきた血液が心房、心室を充満します。

 

心臓は脳に次いで酸素を必要とする器官です。心臓自体を栄養する血管を冠状動脈といい、心臓の表面を取り巻いて心臓が必要とする酸素を運んでいます。この冠状動脈の直径が狭窄すると、心臓は酸素不足に陥って心臓発作の危険性が高まります。タバコ、高コレステロール、ストレス、高血圧、アルコールは、そういったリスクを高めます。

 

心臓の調子が良くないと

・心拍障害 徐脈・頻脈・不整脈

・息切れ

・胸がしめつけられる

・胸がつかえる

・肩甲骨の間と左腕の痛み

・あごの痛み(夜中の歯ぎしりや固い物を食べたなど、肉体的な障害ではない):神経線維の一部を頸椎・心臓と共有しているため

・突然の苦悶

・極端な皮膚蒼白:表面血流を減らし、脳と心臓に血液を送るため 

 

心臓に関連のある性格

・愛される必要性。例えば普段は愛想のいい人が急に冷たくなったと感じると、このタイプは非常に気分を害する

・愛されない恐怖や見捨てられることへの不安

・嫉妬

・不信感。信用から不信へ、いともたやすく移行出来る。

・決断することの不安。このタイプは否定的な意見を聞くと、好意をもたれていない、愛されていないと解釈する。

・寛大さ。評価されることを必要とするため、献身的になれる

・あがってしまう傾向。心臓、胃、胆嚢などが、舞台負けに敏感

・ほめられ、報われる必要性。愛されることを愛するように、ほめられたり励まされたりしたいと思っている。

・反応としての不安。目の前の危機や即座の不安。長期的な不安は腎臓に移る

・罪の意識。身近な人に関する出来事に対して。また、愛する人の死後に感じる罪の意識。

・憎悪と後悔

 

栄養的な見地

・禁煙

・加熱した油、大量の砂糖、アルコール、ハムやソーセージ、クリームを避ける

・可溶性繊維をとり、肝臓のコレステロール生成速度を下げる。ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、カブ、玉ねぎ、ニラ、ニンジン、レンズ豆、白インゲン豆。

・オリーブオイルを利用する。