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いのちの輝き

いのちの輝き フルフォード博士が語る自然治癒力

ロバート・C・フルフォード & ジーン・ストーン著

アンドルー・ワイル序文

上野圭一 訳

 

 

いのちの輝き フルフォード博士が語る自然治癒力 [ ロバート・C.フルフォード ]

価格:1,650円
(2022/10/7 08:00時点)
感想(13件)

 大好きな本。フルフォードD.Oの温かみのある雰囲気が伝わってくる。

 

 

””人間のからだは解剖学の教科書が教えているものよりもずっと複雑なものだ。だれもが知っている器官系のしくみや生理作用のほかに、まだよく知られていない事実がある。それは、からだが活発に動くエネルギーの、入り組んだ複雑な流れによってできているというものだ。そのエネルギーの流れがブロックされたり圧迫されたりすると、われわれは本来あたえられているからだとこころのしなやかさ、つまり流動性を失う。そのブロックや圧迫が長く続くか、または短時間でも深刻なものであれば、不快や痛み、病気の症状となってあらわれることになる。””

 

 

””オステオパスとしてのわたしの目標は、患者がそのエネルギーブロックを解除する作業を手助けすることにある。というのも、エネルギーが解放されて流れるようになりさえすれば、からだは自然に治癒のプロセスをたどり始める。オステオパスは、からだには自然に治る力があると信じている。われわれが仕事を全てやってのけるのではない。われわれの仕事が終わったら、あとはからだ自身が仕上げを引き受けてくれる。””

 

 

””人体は生命場というべきものに包まれている。この生命場は肉体に生命力を導きいれ、その人にスピリット(霊魂、気力)を供給している。けがをしたりこころを痛めたりすると、生命場はそのショックを、エネルギーの消耗というかたちで肉体に表す。それを放置しておくと、エネルギーの消耗が機能不全にまで発展して病気になり、ついにはからだの機能がまったく停止してしまう。しかし、エネルギーの消耗に気づいて休息や補給をすれば、からだは失われた健康を自然に取り戻すようにできている。生命場は電磁気エネルギーで出来ており、そのエネルギーが体内にある時、それを生命力と呼んでいる。オステオパシーの手技の訓練のおかげで、わたしの手は患者のからだに触るだけで、エネルギーの動きやブロックの様子が感じ取れるようになった。健康で生命力に溢れている人に触るとき、わたしの手はジンジンするように感じる。しかし、指が滑っていかずに立ち往生するようなときは、その人のからだも鈍り、生命力がブロックされていることが分かる。””